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大学院生より

Everybody starts from somewhere.

 まだM2の者です.
3月初めに先生より卒業式までには週報を書くよう仰せつかっていましたが,内容を考えていたらあっという間に卒業まであと二日になっていました.なので私の大学生活で大事にしていたことを書きます.

 学部,大学院の6年を通じて新しく授業や研究に取り組む時にお守りにしていた言葉が「誰もが最初は初心者」でした.

 僕は幼少期にアンパンマンに出てくるメカやらロボが好きだったことをきっかけにガンダムのプラモデルを組んで戦わせて遊ぶモノづくり好きな人間でした.
しかし,僕は臆病な性格なのでロボットを作ってみたいと思ってもどうせ上手くいかないと考えて何も行動せず,高校を卒業しました.

 そんな自分を変えようと思い,6年前にこの大学に入学した後,今までの自分がしてこなかったことをしようと色々試しました.
 興味のあったロボットを作っているサークルの精密研に入部しました.最初は周りの人に比べノウハウも知識も無いのでめっちゃ大変でしたが,頼りになる同級生のおかげで機構について学べました.
 授業もついていくのに大変でしたが,友達と力を合わせて乗り切れました.
 そして先生の研究室に配属され,時々新しすぎて不安になりましたが,色々な貴重な体験をさせてもらいました.授業の一環でArduinoを用い回路とプログラムを組んで佐藤先生が喜ぶものを作ったり,ナノスケールを観れる顕微鏡用いたり作ったりで,評価されるたびに自信につながっていきました.色々なことに挑戦できる環境に身を置けて本当に感謝でしかありません.

 そしてこの大学に入れて良かったことは,サークル活動における機械分野,佐藤研究室での実践的な回路の作り方,少しですがプログラミングに触った経験を通して,ロボットを作れるようになったことが僕にとって成長できたかなと思えることです.


 長文となってしまい恐縮ですが,要するに私から伝えたいことは,

「不安でも色々な分野に挑戦すればいつか役に立つ」
「少し知ってれば新しく真剣にやるときにハードルが下がる」

です.この二つが大学を通して凄く痛感したことであり,これからも何かしら分野の初心者として臆する事なく挑戦したいと思います.

 最後に私が成長できたのは,大学生活を通して出会えた人たちとのご縁のおかげだと思います.心より御礼申し上げます.

Y.Oyama

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卒業生より

To Those Who Aspire to Engineering.

彼らの道は一つの信念から始まった。
「不可能」という言葉を、可能性へと変える力。

技術とは、ただの道具ではない。
人々の生活を豊かにし、世界をより良い場所へと導く希望。
君の中にも、その炎を宿している。

夢を追い続けることの大変さを、君は知っている。
だが、夢を追う旅は、一人ではない。
先人たちの足跡が、確かな道しるべとなる。

技術を愛し、夢を追い続ける君へ。
挑戦の日々に疲れた時、空を見上げてほしい。
そこには、限りない可能性が広がっている。

後輩よ、この旅路は決して平坦ではない。
しかし、その心が燃える限り、道は開ける。
技術を通じて、世界に新たな光をもたらそう。

これからも、君の旅路に、無限の創造と成功が満ちるように。
そしていつの日か、君が誰かの灯台となり、次世代へとその光を継ぐ日が来ることを。
夢見る心を持ったすべての後輩へ、卒業生より。

[The Engineer of Somewhere]

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Match Day

やったぜ日本!

次戦からも厳しい戦い。

追い風は、我々が起こそう!

希望と期待を込めて。

M.Sumi

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Ideal person

その人といると落ち着く

その人の前では素直になれる

その人には苦しい,悲しいといえる

その人には自分の弱い部分見せられる

その人の作る料理はおいしい

その人と過ごす時間は早く感じる

その人といると楽しい

その人のためなら嫌なことも頑張れる

その人を喜ばせたいと思える

その人が苦しいときそばで支えてあげたいと思う

そんな人いたら幸せなのかなぁ

             Tsuruoka T.      

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You don’t understand me . And I cannot understand you.

あの人は僕をどう見ているのだろう.
ふと考えることがある.

あの人は何を考えているのだろう.
ふと考えることがある.

僕はあの人をわかりたい.

だけど,僕はわからないことを,わかっているのだろうか.

言い争いが減りました.

この前,本屋に入りました.

おしゃれな本屋です.

少し薄暗く雑貨も並ぶ店内は,幼少期によく通った地元のそれとは大違いです.

最近は,自己啓発本とやらが多く陳列されていて,ビジネスマンらしき人が熱心に本を選んでいました.

私も隣で魅力的な文言で評された本を眺めました.

人はこれほどコミュニケーションに困っているのかと驚きました.

”こんな言い方はダメ,正解は…”,

”この言葉で部下はこのような感情でYESと言うだろう.”,

”この人はこのように考えている”

”心理学で相手の感情を…”

等々,一種のハウツー本です.

正直,この手の本が救う人間も数多くいるのでしょう.

しかし,この手の本が必要とされる現代はなんて生きずらいのだろうとも思いました.

SNSが普及した現代は,コミュニケーションがとりやすくなったと言われています.

一方で,このような書籍が求められ,コミュニケーション能力について問われることも多くなりました.

それは,多くの人が他人を完璧に理解できないことを知りながら,人は私のことを理解してくれる.延いては,他人を理解してやる.という利己的な考えを持ったからではないでしょうか.

[you-know-who]

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卒業生より

We cannot learn without pain.

 佐藤研究室に所属している学生,卒業生&修了生の皆さん,毎年研究テーマを変えさせられた修了生です.

 早速ですが,皆さんは,佐藤先生に「僕の言いたいことがわかるよね.察してよ.」と,言われたことがありますか?または,それに近いことを言われたことがありますか?「察してよ」と言われたら,「何を察すればいいのですか」と,聞き返すことが大事です.佐藤先生の部屋で,重圧に負けないように聞き返してください.聞き返したところで,何か変わるわけではありませんが,佐藤先生からはっきり言わせるのが大事です.

 前置きが長くなりましたが,大学院1年目の12月頃に,佐藤先生から「僕の言いたいことがわかるよね.察してよ.」と言われました.案の定,察した私は,残りの1年間を企業で過ごすことになりました.

 その1年間は,とても濃密でした.外資系企業の研究・開発に対する考え方を知ることができ,さらに特許に関する開発もかかわることができました.外資系企業なのでチームリーダは,フランス人で,もちろん会議は英語でした.私は,英語ができなかったので,会議で何を話しているのかさえ分かりませんでした.ただ会議で,一週間何をやっていたのかを報告しなければならなかったので,そこだけ英語で頑張っていましたが,通じているのかさえ分かりませんでした.このときほど,英語を勉学しておけばよかったと思うことはありませんでした.他にも,ドイツ人の大学生が,インターンのために日本に来るのも驚きました.

 勉学は,いつ始めても遅くないと思いますが,必要なときほど急に来ます.

[記入者:A.Kosugi]

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What do you want to do?

 佐藤研究室に所属している(していた)皆様、Mochizukiと申します。現役の時は楽しく修行させていただきました。

 早速ですが皆さんには人生をかけて、夢中になってやりたい・取り組みたいと思っていることはありますか?趣味でも仕事でも何でもいいと思います。

 私には現在そのように夢中で取り組みたいと思えるようなことがありません。20代後半ですが、そのようなことを見つけられずにいます。なので今は何となく生きてる感じですw

 しかしそんな私にも、以前は夢中で取り組めることがありまして、それは物理学でした。この世界で起こることを解釈して理解する(した気になる)のが好きでした。物理学の面白さに気づかせてくれたのは佐藤先生でした。朝から晩まで、まさに夢中になって物理を考えていました。この、時間も忘れて物理学に取り組む時間・状態が本当に好きでした。

 私はこの時の「夢中に取り組むという状態の気持ちよさ」が忘れられないでおり、この状態になると自分のつまらない人生が、なんだか自己満足度の高い人生になっていくような気がしてくるのです。なので今、夢中でやりたいと思えることを探しているということです。物理学については、いろいろあって今は夢中で取り組みたいと思わなくなってしましました。

 いつかまた、時間が経つことも忘れ、夢中で取り組めることを見つけられたらいいなと思っています。皆さんの中に、もうそれをみつけ、取り組んでいるという方がいましたら、それは非常に良いことですね。まだみつけられていないという方は、お互いがんばりましょう。そんなもの必要ないよな…というのも、何事にも縛られていない滑らかな人生といった感じで、それもまたいいと思います。

 以上、よくわからないことを好きに書かせていただきました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

S. Mochizuki

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卒業生より

No water, no life

水は私たちの生活に欠かせないものです.

皆さんは水を大切に使っていますか?

水は限りある資源です.

無駄に使い続けるといつか足らなくなります.

ですが,現在ではあまり水不足になることはありません.

しかし,一部地域では水が不足気味になるところがあり,一定の基準を下回ると水の使用制限を設けるところがあります.

皆さんの地域でも今後,無駄に水を使い続けると使用制限が設けられることがあるかもしれません.

この機会に水の使い方について見直してみてはどうでしょうか.

P.S. 転勤が決まりました.

[記入者:R.Nishikawa]

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卒業生より

Toronto

 私は修士課程在学中に,交換留学生として,トロント大学へ半年間留学させていただきました.

 帰国した当初は,多少向上した英語力や,国籍の異なる友人及び彼らとの交流を通じて培われた他人の価値観や考え方に対しての高い受容性等,自分が獲得したであろうものを反芻しては,優越感にも似たような感情に浸っていたように感じます.

 しかし今になって,当留学を通して得たものの多くは,さほど特別なものではないと考えるようになりました.上述した内容について言えば,英語など,オンライン英会話等といったネイティブスピーカーと会話できる機会が豊富に存在する現代において,習得するのはさほど難しいものではないと思いますし,海外の友達についても,国内で出会うこと,さらにそれに付随して起こるマインドの変化を経験することは,わざわざ留学をせずとも十分に可能ではないでしょうか.

 もちろんものは言いようですから,それらを他人には実りのある功績に見えるよう切り取ることもできます.「英語を習得したことにより仕事の選択肢が増えた」だったり,「海外の友達ができたことで国際問題への関心が高まった」等と,無骨で稚拙ながらも,それなりにきれいにまとめ上げることもできるのですが,それをしてしまうと,SNSやネット上の体験談により形成された留学の”あるべき姿”に囚われていた当時の自分が馬鹿らしく思えてきてしまうような,そんな気がするのです.

 とは言っても,トロント大学という世界でもトップクラスの大学において,各国の優秀な学生たちと交流できた時間だけは,貴重なものであったと心から感じます.プログラミング知識皆無の状態から数日でゲームを組むまでに成長してしまう 2 歳年下のブラジル人,学生ながらオリンピックで銀メダルを獲得した体操選手,学業の片手間で書籍を執筆し出版する PhD の学生や,受験戦争が過激な中国において 2 学年の飛び級を経験し清華大学(中国 No.1 大学)へ入学した中国人,あとめちゃめちゃ美人なロシア人等々,様々な正真正銘の天才達が私を担ぎ上げ,彼らが普段目にしているであろう高い視座からの景色を垣間見せてくれたことは,自分の無力さを客観的に認識できたという点で,その後の人生において非常に有益な経験となったような気がしています.

A.Odaka

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卒業生より

Like Father, Like Son

 昨年末に子どもが生まれ,今月1歳の誕生日を迎えることができました.それと同時に私と妻も親になって一年が過ぎたことになり早いものだと感慨深く感じています.ミルク,おむつ替え,寝かしつけ・・・etc.振り返ると何もまだできない子を育てるのは非常に大変なものだと痛感しました.

 こういった過程を自分が生まれたときにやってもらっていたと思うと両親に対する思いも大きく変わりました.本当に大変だっただろうと想像がつきます.1歳ときの記憶なんてなんてまだ物心がなく何も覚えていないものですが,親になってから思い知るとはなんだか不思議でもどかしいものですね.今になって感謝の念が強くなるとは思いもよりませんでした.

 年末という一年の節目ですから親との思い出に少しでも浸ってみてはいかがでしょうか.親に感謝を伝えて欲しいというわけではありません.ただ今の自分があるのは育ててくれた親がいたからなんだと振り返ることがあるといいなと思います.

[記入者:S. Ikeda]