あの人は僕をどう見ているのだろう.
ふと考えることがある.
あの人は何を考えているのだろう.
ふと考えることがある.
僕はあの人をわかりたい.
だけど,僕はわからないことを,わかっているのだろうか.
言い争いが減りました.
この前,本屋に入りました.
おしゃれな本屋です.
少し薄暗く雑貨も並ぶ店内は,幼少期によく通った地元のそれとは大違いです.
最近は,自己啓発本とやらが多く陳列されていて,ビジネスマンらしき人が熱心に本を選んでいました.
私も隣で魅力的な文言で評された本を眺めました.
人はこれほどコミュニケーションに困っているのかと驚きました.
”こんな言い方はダメ,正解は…”,
”この言葉で部下はこのような感情でYESと言うだろう.”,
”この人はこのように考えている”
”心理学で相手の感情を…”
等々,一種のハウツー本です.
正直,この手の本が救う人間も数多くいるのでしょう.
しかし,この手の本が必要とされる現代はなんて生きずらいのだろうとも思いました.
SNSが普及した現代は,コミュニケーションがとりやすくなったと言われています.
一方で,このような書籍が求められ,コミュニケーション能力について問われることも多くなりました.
それは,多くの人が他人を完璧に理解できないことを知りながら,人は私のことを理解してくれる.延いては,他人を理解してやる.という利己的な考えを持ったからではないでしょうか.
[you-know-who]